人類の言語文化の起源には謎の部分が多いそうです。
初めに音や行動があって、いつかどこかでそれらが声や図になり、やがて言葉に姿を変え、また文字に変化していったのでしょう。
言語=言葉は思考、意思・情報伝達に用いられる手段の要のひとつです。
また、その行為手段を目的に昇華させることもできます。
実際、日常の文化活動の中でも言語=言葉を目的として扱う場面は見られます。
言語学という学問分野はその最たる例でしょう。
もちろんどの場合でも手段としての機能は保ち続けますが、言語=言葉が単なる道具として終わるものでないことは確かです。
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どこまでも幅の広い、また奥行きの深い、そんな素敵な文字、言葉、文章、言語に注目しました。
手段や目的という枠だけにとらわれず、言語文化を純粋な行為そのものとしても見つめ直し、理解を深めていきたいです。
学術的な観点からというのでもなく、サロンで談義を交わすような気軽さを味わうことができたらきっと楽しいはずですね。